ホーム開発関連深層学習コンピュータ将棋PyTorch系エンジンの説明→V1.0.4

【バージョン】
V1.0.4

【入力特徴】
駒の配置、持ち駒(歩は6枚まで、その他は全部)、手番、自玉の8近傍にある金銀の配置、龍・飛の利き、馬・角の利き、香の利き、同じ筋の歩が切れている飛香の駒の配置、後退できない金の駒の配置、前進できない銀の駒の配置、後退できない銀の駒の配置、歩越しの銀の駒の配置、前進できない桂馬の駒の配置、当たりがかかっている龍・飛の駒の配置、当たりがかかっている馬・角の駒の配置、玉の移動可能位置、自玉の近傍8マスにあるPIN駒の配置、金銀を3枚以上持っているか、桂を2枚以上持っているか、香を2枚以上持っているか、歩切れか、自分だけ龍を作っているか、自分だけ馬を作っているか、自玉に王手がかかっているか、盤上と駒台の金銀の合計が6枚以上か、龍が敵陣にあるか、自玉の8近傍に自分の馬・角が長い利きをつけているか、敵玉の8近傍に自分の馬・角が長い利きをつけているか、敵玉の腹に銀があるか、敵玉の2段上3マスに金銀がいるか、敵玉の2段上3マスに歩がいるか、敵玉の2段上または3段上に桂がいるか、駒台の歩の枚数で勝っているか、2枚龍を作っているか、2枚馬を作っているか、持ち駒の種類(0~7種類)(合計161個)

【学習に使用したデータ】
技巧2で生成した対局データ332,479局分。思考時間は1手1秒。

【テストデータの一致率】
49.46%

【学習の概要】
オプティマイザはSGDを使用, lr = 0.01, momentum = 0.9, weight decay = 0.0001, nesterov = True, ResNet10層, 処理の前にデータをシャッフルする。

【備考】
Policy Networkのみ学習。lrはスケジューラ(StepLR)を使って漸減し、プラトーになったら手動で減らす。一致率が1.05%向上した。学習データを増やし、入力特徴を増やしたが、認識精度は若干の改善にとどまった。上述のテストデータ一致率は前バージョンと同一のデータを用いた場合(50局分)。5,220局分の専用テストデータで試験した場合の一致率は49.36%であった。
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