ホーム世界史インド、東南アジア、中国、アメリカの古代文明→(基本)前漢・後漢の社会と文化

1.官吏登用法

前漢の武帝は、地方長官が有能な人材を中央に推挙する郷挙里選きょうきょりせんを始めた。

→しかし、豪族の一族が多く官僚となる弊害が生じた。

2.儒学の体系化

董仲舒とうちゅうじょが前漢の武帝の時代に儒学を官学化し、五経の解釈・教授を行う五経博士ごきょうはかせが置かれた。

※従来の法家に儒学が代わったとされる。

※五経とは『易経えききょう』『書経しょきょう』『詩経しきょう』『礼記らいき』『春秋しゅんじゅう』である。

・後漢の儒学者である鄭玄じょうげんが、五経に註釈を加える訓詁学くんこがくを大成した。

※鄭玄は、吉川英治さんの『三国志』にも登場していたと記憶している。

※鄭玄の師である馬融ばゆうという人物も有名なようである。

3.文字の記録

・後漢の宦官であった蔡倫さいりん製紙法せいしほうを改良した。

※筆者の学生時代には、蔡倫は製紙法の発明者とされていたが、現在は改良した人物とされているようである。

4.歴史書

・前漢の武帝の時代に、司馬遷しばせんが中国史上初の通史である史記しきを著した。皇帝の年代記である「本紀ほんぎ」、人物について書いた「列伝れつでん」を記述した紀伝体きでんたいによって書かれた。

※紀伝体に対し、年代順に記述した歴史書を編年体へんねんたいという。北宋の時代に、司馬光しばこうが著した資治通鑑しじつがんに代表される。

・後漢の班固はんこが前漢の歴史書である漢書かんじょの多くを編纂し、妹の班昭はんしょうが完成させた。『漢書』も紀伝体で書かれている。

※班固は西域都護として有名な班超はんちょうの兄にあたる。班昭は班超の妹でもある。

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